trap

なんの抑揚もなく、記事を淡々と書いているブログをよく見かけます。

日記であれば、それでも構いませんが、ビジネス用途にアメブロを使用するのであれば、少し意識してほしいことがあります。

それは、読者の感情や好奇心を揺さぶための仕掛けを意識的に組み込むということ。

ここで勘違いしやすいのは、相手の感情を煽って、焚きつけるような過激な言葉で記事を書くのではないということです。

ネットビジネスにありがちな煽り記事。

一日3クリックで、月収100万円を確実に稼ぐことができます。

たった20分の作業で、あとは、完全ほったらかして年収1000万円は、確実です。

こういうのは、読者の感情に外側から火をつける文章です。

 

そうではなく、読者の好奇心をかきたて、読者の感情の内側に火を灯すような仕掛け。

それが、ビジネスブログとしては、最強なのです。

その仕掛けには、いくつものパターンが有りますが、ここでは、4つに絞ってご紹介します。

数字の仕掛け

具体的な数字を提示して、信憑性を持たせる仕掛けです。

「約半数の人が、使用している商品です。」

というよりも、

「51.7%の人が、使用している商品です。」

といったほうが、しっかりと調査した信頼性を感じさせます。

また、52.4% と偶数よりも、52.3%と奇数の方が説得力があります。

権威付けの仕掛け

テレビの番組でも、よく「○○大学 T教授の発表に、その理由を解説してもらいます。」と、権威があると思われる人物を出演させることがあります。

一般人の誰もが考えそうなありきたりな意見であっても、近所の魚屋のおじさんが話すよりも、大学の教授が離したほうが説得力があります。

人は、権威に弱いものです。

だから、商品やサービスに信頼性をもたせようと思ったら、大学教授、医師、博士など、一般的に権威のあると思われている人物を記事の中に登場させることは、有効な仕掛けです。

「シリコンバレーにある和食店 桂月の料理長が絶賛した味」

ほとんどの人が知らないお店の料理長が絶賛しても、インパクトはありません。

「アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が毎週通い続けた和食店の料理長が絶賛した味」

これなら、一気にインパクトのある文章になり、どんなに美味しいんだろう?と興味が湧いてきます。

 

AとBを比較する仕掛け

Aという商品の良さを伝えたいとき、

「Aは、最高の商品です。」

と書くだけでは、どれくらい良いのかがぼやけてしまいます。

「Bという商品は、多くの人が使っている人気商品ですが、今回、それをはるかに超える最高の商品が開発されました。それが、Aです。」

と書けば、Aがどれほど優れた商品であるかが明確に想像できます。

また、Bの欠点を取り上げて、「その欠点を改良したのが、Aです!」と、Bをワルモノにして、Aをよく見せる手法も有効です。

失いたくないという感情を刺激する仕掛け

人は、何かを得たいという欲求よりも、何かを失いたくないという欲求のほうがはるかに強い生き物です。

50%の確率で、100万円を得ることができるが、50%の確率で、50万円を失う。

こんな賭けがあったら、あなたは、勝負しますか?

これが、1000円を得られるかもしれないが、500円を失うかもしれないという賭けなら、躊躇しないでしょう。

ところが、1000万円と、500万円だったらどうしますか?

1億円と5000万円だったら?

数学的な観点から見れば、圧倒的に有利な賭けですが、数字が大きくなるに従って、得ることの期待感よりも、失うことの恐怖のほうが強くなっていきます。

ビジネスにおいても、失うことの恐怖感を上手に利用した手法は、よく目にします。

そのひとつが、「期間限定」という手法。

「この商品を今月いっぱい販売します。それ以降は、どこに行っても買うことができません。」

その商品を手に入れたいという思いよりも、今を逃すとその商品が買えなくなってしまうという喪失感をりようした売り方です。

もうひとつが、「無料お試し期間」という手法です。

「試しに3ヶ月間無料で使ってみてください。」

実際に無料で3ヶ月使い、それがあるという状況に慣れてしまえば、それが無くなる喪失感が耐え難く感じられるようになります。

まとめ

ビジネスをする場合、これらの仕掛けは当たり前のように使われています。

あなたが、ブログの記事を書き、それをビジネスにつなげようと思うのなら、これらの仕掛けを意識的に使ってみましょう。

そして、ここでは、4つの仕掛けをご紹介しましたが、記事を書く上での仕掛けは、まだまだあります。

順次、こちらのサイトに追加していきます。